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学類長挨拶

数物科学類の理念と目標


数物科学類長 小俣 正朗



 数物科学類は,科学的探究心と創造的能力を育て,人類の平和と豊かさのため に役立つ人材の育成を目標としています。
 現代の科学・工学の基礎となる学問である数学,物理学は人間の持つ知識欲 に起源を持っていて,その歴史はギリシャ時代に遡ります。古くから互いに影響 を及ぼしあいながら発展して来ました。数学は独自の美しい世界を構築していま す。物理学の扱う世界は,物質の起源である素粒子から広大な宇宙まで広がって いますが,この自然界の法則を表す記述法として数学が利用されることや,数学 にも物理学に由来する概念も多くあり,両者の密接な関係がわかります。例えば, 数学のポアンカレ予想が物理学の概念を利用して解かれたことは最近の話題となっ ています。また,コンピュータの利用が,数学の四色問題の解決に重要な役割を 果たしたことや,これまで困難とされていた数理の諸問題の解決や複雑な宇宙の 進化など自然現象の解明を可能にしてきたことなど,数学・物理学・計算科学は 更に広がりをもった分野になっています。数物科学類には,この計算科学のコー スもあります。

 数物科学類では,このように発展を遂げつつある数学,物理学,計算科学の3 分野が協力しあって,自然現象の根本原理とそこに隠された数理の世界を追求することを目的としています。

 学生教育については,自分で根本から考える力を養い,未知の問題に挑戦す る意欲あふれる人材の育成をめざしています。数学,物理学,計算科学の各コー スに定員は設けておらず,学生の皆さんは希望のコースに進むことができます。 また,3分野を広く学ぶことができるように,カリキュラムを工夫しています。

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